Kotonoha

言葉について解説しているブログです。

本を読んだ後は「読後感」。映画を見た後の言い方は?

本を読んだ後に感じる感情や感想のことを「読後感」といいます。「読後感が良い」はよく使われる言葉ですね。

ですが、面白いことに、映画を観た後の感覚や感情を表す言葉って思いつきませんよね。

「読後感」に当たる言葉がないのか、気になったので調べてみましたよ。

「読後感」に当たる言葉は存在しない

まず結論からいうと、「読後感」に相当するような、映像作品を観終わった状態を指す言葉は存在しません

そのため、

  • 「観終わった感想」
  • 「鑑賞後の気持ち」
  • 「鑑賞後の余韻」

上記のような言い方をするしかないですね。

「それだと納得できない!😡」という方は、「観後感」や「鑑賞後感」という言葉を使うのはアリかもしれません。

「観後感」や「鑑賞後感」はもちろん造語なので、論文やビジネスの場で使うのはやめたほうがいいですが、Xとかを見ると、使っている方は実はけっこういることがわかります。


「読後感」という言葉があるなら「観後感」もあっていいと思います。観後感。かんごかん。個人的にはけっこうしっくりきます。

まとめ

本記事のポイント
  • 「読後感」に相当するような、映像作品を観終わった状態を指す言葉は存在しない。
  • 「観後感」という造語を使っているひとは一定数いる。