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御社名の読み方は?貴社名との違いも合わせて解説!

「御社名」をなんて読めばいいのかわからない…という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、「御社名」の読み方や貴社名との違いについてわかりやすく解説していますよ。

御社名は「おんしゃめい」と読む

御社名は「おんしゃめい」と読みます。「ごしゃめい」とは読まないので気をつけましょう。

御社名は、主に電話対応の際に使われることが多いです。

電話対応で相手の会社名を聞き直したいときには、以下のように言います。

例:「大変恐れ入りますが、御社名をもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」

※「御社名」は「御社のお名前」と言い換えてもかまいません。

御社名と貴社名との違い

「御社名」と「貴社名」は、話し言葉と書き言葉で使い分ける表現です。それぞれの特徴や使い方、注意点について以下にまとめましたよ。

使い分けのポイント

「御社名」
  • 使用場面: 話し言葉として、口頭でのコミュニケーションで使用します。
  • 例: 面接、電話、会社説明会など。

例文:「御社名をもう一度お聞かせいただけますか?」

「貴社名」
  • 使用場面: 書き言葉として、文書で使用します。
  • 例: メール、履歴書、職務経歴書など。

例文:「貴社名を記載する欄が見当たりませんでした。」

注意点

二重敬語を避ける

「御社名様」や「貴社名様」のように、「様」を付けると二重敬語になるため誤用となります。

×「御社名様」
×「御社名」

組織の種類に応じた表現
  • 銀行: 「御行」「貴行」
  • 学校: 「御校」「貴校」
  • 官公庁: 「御庁」「貴庁」

など、企業以外の組織には適切な表現を使います。

略さない形を使う場合

場合によっては「御社名」「貴社名」ではなく、「御会社名」「貴会社名」とすることも可能です。

実際の使用例

話し言葉(御社名)

「御社名の正式な読み方を教えていただけますでしょうか。」

「先ほど御社名をご確認いたしました。」

書き言葉(貴社名)

「貴社名の記載に誤りがないかご確認ください。」

「貴社名を貴社の担当者様へご共有ください。」

まとめ

本記事のポイント
  • 御社名は「おんしゃめい」と読む。「ごしゃめい」とは読まないので注意!
  • 「御社名」は話し言葉で「貴社名」は書き言葉として使用する。